今回は、一体型VR端末を活用した訓練コンテンツをご紹介いたします。 デモとしてバッテリー上がり時の対応コンテンツを開発しました。体験内容を動画でご覧いただけます。
VRを活用することで実際の操作として、正しい手順を繰り返し行えることや、誤った手順を行い失敗経験をすることができます。訓練対象者が実体験として訓練することで高い技能習熟が可能となります。さらに、誤って危険な行為を行った場合に起こりえる事故を体験することで、普段の作業に対する危険回避への意識を向上し、労働災害予防を行うことができます。
VRを活用することで高い学習効果・習熟度を実現!?
学習方法によって知識や技能が定着する度合いに大きな差があることはご存じでしょうか?
学習方法は大きく分けて能動的な学習方法と受動的な学習方法があります。能動的な学習方法は受動的な学習方法と比べて、学習効果が高いとされております。VRを活用した学習は能動的な学習方法にあたります。

この図は学習方法による習熟度の関係を表したもので、その構造からラーニングピラミッドと呼ばれております。
VRを活用した訓練は下から2つ目の実際に体験する("Practice doing")にあたります。このようにVRによって習熟度が高い教育や訓練を実施できます。一方で、一般的な教育・訓練で行われる講義を聞くことや説明書を読むといった方法はあまり高い習熟度ではないことがわかります。
VRの特徴の一つである“没入して体験・経験できる”という部分はまさに実際に体験する ("Practice doing") ができるため、訓練に相性が良く、記憶や技能を定着させるのに有効と言われています。
では、どのようなことに活用できるのか!?というイメージを持っていただくために、訓練や教育などで利用されている例をいくつかご紹介いたします。
ワーカーの作業訓練
装置の取り扱い手順訓練
危険物取扱手順、失敗した場合の対応訓練
バーチャル展示会で製品、サービス紹介練習
現場の作業員の作業訓練から営業担当の方への練習まで、幅広い範囲で活用いただけます。また、技術的な能力から対人コミュニケーションまで、さまざまなシーンの教育を実施することができます。
弊社ではこのような活用方法に対してeラーニングシステムと組み合わせることで充実した教育・訓練を実施して習熟度の向上をお助けいたします。
一体型VRヘッドマウントディスプレイを活用することで手軽に訓練を行える環境も整えることができます。弊社は一体型VRヘッドマウントディスプレイを製造しているPICO社と販売代理店でありますので最新の機器を使用した訓練システムをご提供いたします。PICO NEO2は単体でVR空間を前後左右に自由に動く事が可能です。2つのコントローラーで手や道具を使った作業や動作を訓練できます。


このような簡単なお悩み事でも構いませんのでお気軽にご相談、お問合せください。