日本蘇生協議会(JRC)様と東京慈恵会医科大学様とジャパンディスプレイの合同企画として、VRを使用した新しいCPR/AEDトレーニングを使用し、「World Restart a Heart Day」の一環として、前日の10月15日に東京慈恵会医科大学様の医学生を対象にトレーニングを実施しました。
トレーニングの様子
「World Restart a Heart Day」JRC様慈恵会医科大学様とJDIの合同企画 イベントの様子
東京慈恵医科大学 武田主任教授からのコメント
「これまでのCRP/AEDトレーニングと言いますとマネキンを使ったものやAEDトレーナーを使ったものを思い浮かべる方が多いと思いますが、今回 我々はVRを使った新しいトレーニングを実施しました。状況判断、本当に心停止かどうか、死戦期呼吸を含めた判断。こう言う事が出来るのはVRならではです。VRを有効活用して心肺蘇生法、AED使用法をもっともっと普及させていきましょう。」
VR AED救急救命訓練とは?
一次救急救命における心肺蘇生方法である胸骨圧迫とAEDの使用方法をVR空間内で自ら体験し学習する事ができます。訓練者のレベルに応じて、講習、シナリオ練習、評価モードが準備されており、必要な知識を効率的に習得することができます。
コロナ禍の中、トレーナーの確保や企業内における集合研修・訓練が難しくなっている今、好きな時間に簡単に学習・訓練が可能なVRを最大限に活かしたソリューションを活かした試みです。また、繰り返しや状況判断を通して能動的に学習する事で、経験として記憶に残る訓練が可能です。
VR AED救急救命訓練で出来ること

①反応を確認
倒れた人の肩を叩き、反応を確認します。

②助けを呼ぶ
声を出して周りの人に手助けを依頼します。

③手助けを依頼
選択肢から手助けの依頼内容を選択します。

④呼吸の確認
呼吸音や胸の動きを見て呼吸の有り無しを選択します。

⑤胸骨圧迫
一分間に100〜120回のリズムで胸骨圧迫を行います。

AED貼り付けとAED操作
AEDから流れる音声に従って電極の貼り付けや電気ショックを実行します。
機器構成と特徴
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省スペースで煩わしい訓練の準備が不要
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手軽に好きな時間に臨場感のある訓練が可能
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講師の方の代わりにVRがAED操作の手順を教えます
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集中コントロール用PCを使用すれば限られた時間で複数人の訓練が可能です。
また、各受講者の成績を一元管理し、受講者の画面のモニタリングが可能です。
機器構成図

弊社では、様々なVRを使用した訓練コンテンツの開発を行っておりますので、VR教育訓練のシナリオ作成、教育用VRコンテンツ製作、VR訓練・管理環境構築等興味をお持ちの方は、是非お問い合わせください。
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